【6月21日 MODE PRESS】富山県高岡に400年伝わる鋳物の名匠「能作(NOUSAKU)」。古くから受け継がれる伝統技術に新しい息吹を吹き込んだものづくりの世界を体感できる「能作展-NOUSAKU_vision」が今年も東京・表参道のジャイル(GYRE)3階にあるEYE OF GYREで7月16日まで開催されている。

 従来の枠に留まらない能作のものづくりに対する姿勢は、いまや世界中で高く評価されており、その進化と革新は、遂に最先端医療技術の領域に到達した。会場では、現在富山県の医療機器メーカーと共同開発中の最先端医療器具も初披露する。錫の抗菌性や柔らかさを活かした外科用手術道具(脳ベラ)の開発をはじめ、医療器具の分野において新たな器具の開発を進めている。また、高岡の能作工房からのライブ中継により製造風景を鑑賞できるほか、オリジナル風鈴やメゾン・エ・オブジェ2012に出展した新作プロダクツなども販売している。

 昨年同様、GYRE館内の中央吹き抜けではモビールインスタレーション「風を聴く、音を観る」も開催されており、GYREの環境にあわせて製作されたオリジナル風鈴の音色が涼しげに響きわたる。

【イベント詳細】
■能作展-NOUSAKU_vision
会期:2012年6月17日(日)~7月16日(月)11時~20時 入場無料
会場:EYE OF GYRE/GYRE3階 東京都渋谷区神宮前5-10-1

■GYREモビールインスタレーション2012「風を聴く、音を観る」
会期:2012年6月15日~8月下旬予定
会場:GYRE中央吹き抜け 東京都渋谷区神宮前5-10-1
(c)MODE PRESS