【5月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグのウィガン(Wigan Athletic)は17日、リバプール(Liverpool FC)に対してロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督との交渉を行う許可を出した。

 リバプールは16日にケニー・ダルグリッシュ(Kenny Dalglish)前監督を解任してから後任選定を開始しており、マルティネス監督が新指揮官候補に上がっていた。

 ウィガンのデイブ・ウィーラン(Dave Whelan)会長は英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し、「マルティネス監督は広い心持って交渉に臨むはずだ。ロベルトは素晴らしい監督だから、残って欲しいのが本望だ。でもロベルトは、新監督を探している幾つかのクラブの全てから候補に挙げられている。リバプールが本気なら彼を失うかもしれない」と話した。

 38歳のマルティネス監督は、2009年にスウォンジー・シティ(Swansea City)からウィガンの監督に就任して以来、クラブのプレミアリーグ残留を成し遂げていることで賞賛を集めている。

 11-12シーズンは終盤に調子を上げ、最後の8試合でリバプールとアーセナル(Arsenal)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、ニューカッスル(Newcastle United)から勝利を収め、降格圏内に勝ち点7差の15位という結果を残した。

 「リバプールから電話をもらった時、来シーズンについてロベルトと相談している途中だったんだ」と明かしたウィーラン会長は「ロベルトには前から、強豪クラブからオファーが来たら話し合いを許可することを約束していた。だから今回、彼は私の承認の下で彼らと話し合うだろう。いつかはまだわからないが、とても近いうちだろう。リバプールがケニーを解任した時から私たちの扉を叩くだろうと思っていたが、実際にやって来たね」とコメントしている。(c)AFP

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