【4月19日 AFP】韓国・大邸(Daegu)の地方裁判所は18日、八百長に関与したプロ野球選手やプロバレーボール選手ら20名に対し、執行猶予付きの懲役刑や罰金刑判決を言い渡した。

 同地裁は韓国プロ野球、LGツインズ(LG Twins)の2投手を含む、7人のプロ野球選手に執行猶予付きの懲役と、八百長で得た賄賂の総額となる345万ウォン(約25万円)から6155万ウォン(約440万円)の追徴金の支払いを科し、プロバレーボールの3選手にも700万ウォン(約50万円)の罰金刑を言い渡した。また、10人の違法賭博の胴元にも10月から2年の懲役刑が科せられた。

 韓国では2011年にプロ野球やプロサッカーのKリーグ、プロバレーボールのVリーグ、モータボートレース界などで八百長スキャンダルが発覚し、国内に激震が走っていた。

 同国内では昨年に法案が見直され、八百長に加担した選手や関係者は永久追放処分が下され、八百長を自白した選手や関係者は最高で懲役5年か罰金5000万ウォン(約355万円)が科せられることになった。すでに韓国ではギャンブルは厳しく制限されていることから、政府はインターネット上の違法賭博サイトの取締りも一層強化している。(c)AFP

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