【3月28日 AFP】テニス、ソニー・エリクソン・オープン2012(Sony Ericsson Open 2012)は27日、米フロリダ(Florida)州キービスケーン(Key Biscayne)で女子シングルス準々決勝が行われ、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)とカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)がベスト4に進出した。

 男子のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と同様に、ソニー・エリクソン・オープンでは一度もタイトルを獲得できず、過去に準優勝3回を記録している大会第2シードのシャラポワは、第8シードの李娜(Na Li、ナ・リー、中国)を6-3、6-0で破り、準決勝に進出した。

 4連敗中だった李娜を1時間8分で退けたシャラポワは試合後、「この試合で勝つまで何度も彼女に負けていて、その流れを止めたかった」と語っている。

 一方、第4シードのボズニアツキは6-4、6-4で第10シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)から勝利を収め、セレーナはツアー復帰後初黒星を喫した。

 足首の負傷により、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2012)以降しばらくツアーを欠場していたセレーナは、「今大会でボスニアツキは、キャリアの中で一番完璧なサーブを決めていた。彼女がすばらしいプレーをしていたのに対して、私はミスを犯し過ぎた。自分の実力を20パーセントくらいしか発揮できなかった」と振り返った。

 また、これまで苛立ちが募るとラケットを地面に叩きつけて壊してきたセレーナだが、「そうしようと思ったけれど考え直すことができた。今は冷静でいられるよう努めているの」と明かした。

 この結果、シャラポワとボズニアツキは準決勝で対戦することになった。

 ボズニアツキとの対戦成績を3勝2敗としているシャラポワは、「準決勝はいつも厳しい戦いになる。カロリーネはツアーで最も安定している選手の一人で、手強い相手になる」とコメントしている。(c)AFP