【3月11日 AFP】(記事更新、写真追加)11-12ドイツ・ブンデスリーガ1部は第25節の試合が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は7-1で1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に大勝し、首位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との勝ち点差を5に縮めた。

 ドルトムントとFCアウクスブルク(FC Augsburg)は0-0で引き分け、残留争いをしているアウクスブルクにとっては貴重な勝ち点1獲得となった。

 FCバーゼル(FC Basel)との欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)決勝トーナメント1回戦第1戦を0-1で落としているバイエルンは、前半だけで5得点を奪う圧倒的なパフォーマンスを見せ、13日に控える第2戦に弾みをつけた。

 バイエルンはマリオ・ゴメス(Mario Gomez)がハットトリックを達成し、アリエン・ロッベン(Arjen Robben)が2得点、トニ・クロース(Toni Kroos)とフランク・リベリ(Franck Ribery)がそれぞれ1得点を記録した。対するホッフェンハイムは、ルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo)のオウンゴールで1点を返しただけだった。

 冬季休暇明けの公式戦10試合で5勝目を挙げたバイエルンは、SCフライブルク(SC Freiburg)と0-0で引き分けた3位ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に勝ち点3差をつけ、得失点差でも大きくリードしている。

■レバークーゼンが敗戦、マインツはジダンが6試合連続ゴール

 同日行われたその他の試合では、ケルン(1. FC Cologne)がクリスティアン・クレメンス(Christian Clemens)の決勝点でヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)に1-0で勝利したものの、シーズン終了後にイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に移籍すると報じられたルーカス・ポドルスキー(Lukas Podolski)がレッドカードで退場処分になるなど、3人の退場者を出す大荒れの試合となった。

 7日に行われた欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦でFCバルセロナ(FC Barcelona)に1-7と大敗を喫したバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に2-3で敗れた。

 マインツ05(Mainz 05)はモハメド・ジダン(Mohamed Zidan)が6試合連続ゴールを記録する活躍を見せ、ホームでニュルンベルク(1. FC Nuremberg)に2-1で勝利した。

■ハンブルガーに勝利したシャルケ、優勝戦線に残る

 11日に行われた試合では、シャルケ04(Schalke04)が3-1でハンブルガーSV(Hamburger SV)に勝利し、首位ドルトムントに勝ち点9差の4位で優勝争いに踏みとどまった。

 前半5分に内田篤人(Atsuto Uchida)のクロスからテーム・プッキ(Teemu Pukki)が先制点を挙げたシャルケは、同26分にクリストフ・メッツェルダー(Christophe Metzelder)、同33分にクラース・ヤン・フンテラール(Klaas-Jan Huntelaar)が追加点を挙げ、ハンブルガーは前半終了間際にゴイコ・カチャル(Gojko Kacar)が挙げた1得点に終わった。

 ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)は、ホームでハノーバー96(Hannover 96)に3-0で快勝し、欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)出場権獲得の可能性を残した。

 クラウディオ・ピサロ(Claudio Pizarro)、ゼバスティアン・プレドゥル(Sebastian Proedl)、マルクス・ローゼンベリ(Markus Rosenberg)が得点を記録したブレーメンは、欧州チャンピオンズリーグ出場権獲得圏内の4位に勝ち点8差の5位につけている。(c)AFP/Ryland James