【12月17日 AFP】11月28日に行われた大統領選の結果の受け入れを野党側が拒否しているコンゴ民主共和国(旧ザイール)の最高裁は16日、現職のジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)氏の再選を認める決定を下した。

 最高裁は、カビラ氏が48.95%、野党候補のエティエンヌ・チセケディ(Etienne Tshisekedi)氏が32.33%を得票したと公式に宣言し、選挙管理委員会が9日発表したカビラ氏の勝利を確認した。

 候補者らは選挙結果について最高裁に異議を訴える権利がある。しかしカビラ氏が大統領選の投票前に最高裁判事を7人から27人に増やしたことから最高裁の独立性に疑いがあるとして、異議を申し立てた候補者はほとんどいなかった。

 カビラ氏本人も選挙に一部不備があったという認識は示したが、選挙結果は信頼に足るものだと主張している。(c)AFP

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