【12月16日 AFP】(写真追加、記事更新)11クラブW杯(2011 FIFA Club World Cup)は15日、横浜国際総合競技場(Yokohama International Stadium)で準決勝が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)が4-0でアル・サード(Al-Sadd)を退け、18日に行われるサントスFC(Santos FC)との決勝に進出した。

 しかしながらFCバルセロナは、試合中に左すねを骨折し担架で運ばれたダビド・ビジャ(David Villa)の長期にわたる戦線離脱を余儀なくされた。

 FCバルセロナのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、ビジャについて「一刻も早くバルセロナに帰国し、手術することになる。戦列復帰するには時間がかかるだろう。ほかの選手にはロッカールームで現状を説明した。1日も早い復帰を祈っている」とコメントした。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)、ダニエル・アルヴェス(Daniel Alves)、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)ら主力を温存して試合に臨んだが、アル・サードから勝利を収めるには十分だった。

 約6万6000人を動員した横浜国際総合競技場でFCバルセロナは、序盤からボール保有率70パーセントを記録し、アル・サードの選手は巧みなパス回しに成す術がなかった。
 
 前半25分にFCバルセロナは、アル・サードのナディル・ベルハジ(Nadir Belhadj)の曖昧な守備でバックパスを意識したゴールキーパー(GK)のモハメド・サクル(Mohamed Saqr)が躊躇している隙にアドリアーノ・コレイア(Adriano Correia)が先制点を奪うと、同43分にも再びアドリアーノがゴールを決め、前半を2-0で折り返した。

 後半に入るとFCバルセロナは、同19分にリオネル・メッシ(Lionel Messi)のアシストからセイドゥ・ケイタ(Seydou Keita)が3得点目を、同36分には途中出場のシェレール・マクスウェル(Sherrer Maxwell)が4得点目を挙げた。(c)AFP/Peter Stebbings

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