【10月31日 AFP】米有力俳優組合の映画俳優組合(Screen Actors GuildSAG)と米国テレビ・ラジオ芸術家連盟(AFTRA)は、米大手映画情報サイト「IMDbInternet Movie Database)」が俳優の年齢を掲載する方針をとっていることに対して、業界の差別を助長する行為だと非難した。

 米国では実名を伏せた女優が、IMDbに年齢を無断で掲載されたとして、IMDbを運営する米インターネット小売大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)を相手取り、100万ドル規模の損害賠償を求める訴訟を米ワシントン(Washington)州西部地区連邦地裁に起こしたばかり。

 2団体は声明で「俳優の実年齢は配役とは関係がない。重要なのは俳優が演じることのできる年齢幅だ。これは、プロの俳優のこれまでの歴史でずっと真実だったが、IMDbが全米のキャスティング会社に使われる業界標準になったことでくつがえされた」と述べた。

 2団体によると、IMDbとIMDbProは「数千人の俳優(の誕生日)を許諾を得ずに」掲載している。「その大半はセレブではなく、一般に名前が知られていない俳優たち」だという。

「彼ら俳優の実年齢がキャスティング担当者に知られてしまえば、彼らが演じることの可能な十数歳分の年齢幅がとたんに縮小し、仕事の機会が減ることになる」と、2団体は批判した。(c)AFP

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