【10月10日 AFP】福島県は9日、東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所事故による放射線被ばくで甲状腺異常の危険性にさらされているとの懸念が広がる中、18歳以下の子ども全員を対象に甲状腺検査を開始した。対象となるのは約36万人で、生涯にわたって継続的に検査が行われる。

 1986年に起きた旧ソ連のチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故では周辺住民が甲状腺疾患を発症したこともあり、福島県の多くの保護者が検査を求めていた。甲状腺疾患は放射線被ばくに関連する場合もある。

 検査に先立ち、福島県から避難した子ども130人を対象に行われた非政府系の検査で、子ども10人から甲状腺のホルモン異常などの異常が見つかったばかりだった。だが検査を行った医師らは、異常と原発事故との関連性は明確ではないと付け加えている。(c)AFP