【6月22日 AFP】オーストラリアのライフセーバー団体「サーフ・ライフセービング・オーストラリア」(Surf Life Saving Australia)は21日、ライフセーバーのトレードマークになっている赤と黄色のパトロール・キャップ(水泳帽)について、今後も着用することを決めた。デザインが「格好悪い」ため廃止すべきだとの声が一部メンバーから上がっていた。

 同団体の責任者ピーター・ジョージ(Peter George)氏によると、「水泳帽が新メンバー募集の障害になっていると懸念する声が多くあった」という。これを受け、メンバーを対象に調査を実施したところ、廃止を望んでいるのは全体の5%にとどまった。

 赤と黄が交互に入った水泳帽のデザインは、海水浴客とライフセーバーを一目で識別できるよう、1930年代に採用されたもの。1980年代に入り、この帽子の着用が義務化された。(c)AFP