【4月13日 AFP】米俳優ジョン・トラヴォルタ(John Travolta)が新作映画『Gotti: Three Generations』で米ニューヨーク(New York)のマフィア組織「ガンビーノ(Gambino)一家」のボスだったジョン・ゴッティ(John Gotti)を演じることが決定し、12日に記者発表が行われた。

 ニューヨークの5大ファミリーのひとつ、ガンビーノ一家のボスとして様々な犯罪に手を染めたゴッティは、スタイリッシュなファッションとその才覚で‭人びとから共感されるようになり、「ダッパー・ドン(Dapper Don、粋なドン)」と呼ばれた。また、法廷で何度も検察側を破ったことから「テフロン・ドン(Teflon Don、「傷がつかないドン」の意)」と言われた。2002年に獄中で死去している。

 クランクインはこれからで、公開は2012年を予定している。

 会見に出席したトラヴォルタは、「ゴッティの魅力が気に入っている。彼は報道陣を魔法にかけ、家族も魅了した」とコメント。米国で語られることのなかった話の中では最もおもしろいものだと話し、ゴッティの映像を可能な限り研究し、こういったシンジケートが機能する仕組みを理解したいと意気込みを語った。

 会見には、自らも起訴されながら4度検察側に勝利したゴッティの息子をはじめ、家族も出席。監督を務めるニック・カサヴェテス(Nick Cassavetes)も同席した。

 共演者としてジョー・ペシ(Joe Pesci)がゴッティの弁護士を演じることが決まっているほか、リンジー・ローハン(Lindsay Lohan)との出演交渉が行われている。ローハンは会見に同席したが、プロデューサーによれば交渉は行われているが出演の最終決定はしていないという。(c)AFP

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