【4月10日 AFP】10-11イタリア・セリエAは9日、第32節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)が2-0でキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)を下した。

 インテルは後半21分のエステバン・カンビアッソ(Esteban Cambiasso)のゴールと、同39分のダグラス・マイコン(Douglas Maicon)の得点で勝利した。

 試合の行われた本拠地スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(Stadio Giuseppe Meazza)でインテルは、2日に行われたリーグ戦のダービーで首位ACミラン(AC Milan)に敗れ、勝ち点差を5とされた。さらに5日に行われた欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)準々決勝、シャルケ04(Schalke04)との第1戦では2-5で敗戦を喫して4日間に2度も敗れ、今シーズンは絶望的との見方も出ていた。

 しかし、インテルはキエーボ戦での勝利で、1試合消化の少ないミランに対し勝ち点差を2に縮めた。キエーボ戦でみられた希望の光は、左サイドで前へ後ろへ駆け回る姿が印象的だった日本の長友佑都(Yuto Nagatomo)だった。シャルケとの第2戦でインテルが不可能に近い逆転を狙うのであれば、選手全員が長友のように献身的に貢献することが必要となってくる。

 アウェーのシャルケ戦で勝利を狙う長友は「勝利に貢献したいし、その気持ちを僕はピッチへ持ち込んだ。何とか勝てたし、嬉しい。インテルには良い選手がいるし、自分が毎週プレーできないことは分かっている。だからこそ、チャンスを手にしたときのために、いつでも準備をしていなくてはならない。結果を出すことができると信じているし、そう考えていなかったら試合をする意味もないはず。だから信じている」と語っている。(c)AFP