【3月28日 AFP】東京電力(Tokyo Electric Power Co.TEPCO)の清水正孝(Masataka Shimizu)社長(66)が、福島第1原子力発電所での事故発生後に体調を崩していたと、毎日新聞(Mainichi Shimbun)や共同通信(Kyodo News)などが28日、報じた。

 報道によると、清水社長は事故発生後の16日から、体調不良で1週間ほど職務を離れており、東電と政府による統合対策本部に加わっていなかった。

 東電広報は、清水社長は対策本部には加わっていなかったが、本店内で指示を出していたと説明しているが、ある東電幹部によると、清水社長の体調はかなり悪く、対策会議の最中も別室で安静にしていたという。

 現在は体調も回復し、統合対策本部の業務に戻っているという。(c)AFP

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