【2月4日 AFP】ミャンマー連邦議会は4日、上下両院合同の投票を実施し、大統領にテイン・セイン(Thein Sein)現首相(65)を選出した。関係者の1人が匿名を条件にAFPに明かしたところによると、同首相は「過半数を獲得して大統領に選出された」という。

 テイン・セイン首相は、軍事政権トップのタン・シュエ(Than Shwe)国家平和発展評議会(SPDC)議長に忠実な部下とされる。前年8月に軍を退役し、連邦団結発展党(Union Solidarity and Development PartyUSDP)の党首として下院選挙に立候補、当選。新政権の大統領就任もほぼ確実とみられていた。

 同首相の大統領選出が決まったことで、「民政移管」は形式的なものに終わる可能性が高い。(c)AFP

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