【8月13日 AFP】姦通罪で石打ちによる死刑を宣告されているイラン人女性の弁護士が、12日の英紙ガーディアン(Guardian)とのインタビューで、女性はイラン当局から拷問を受け、「自分の夫の殺人に関与した」と国営テレビで告白するよう強要されたと語った。

 姦通罪で06年に死刑を宣告された2児の母、サキネ・モハマディ・アシュティアニ(Sakineh Mohammadi-Ashtiani)死刑囚(43)の弁護人、Houtan Kian氏によると、アシュティアニ死刑囚は収監されていたイラン北部タブリーズ(Tabriz)の拘置施設で、激しく殴打されるなど拷問を受け、自分の罪を告白する国営テレビ用のビデオ撮影に応じるよう強要された。

 同弁護士はまた、イラン当局がアシュティアニ死刑囚の刑の執行を急ぐのではないかと懸念していると語った。アシュティアニ死刑囚に対する刑の執行方法は当初石打ちだったが、先月国際社会の非難が高まった後、絞首刑に変更されていると報じられている。

 さらに弁護団の1人で、今月亡命を希望しイランを脱出、ノルウェーに滞在中のモハマド・モスタファエイ(Mohammad Mostafaie)弁護士は、英BBC放送に対し、このイラン国営放送のインタビュー内で、アシュティアニ死刑囚が述べている自分の「罪」が「婚姻外の不適切な関係」から、殺人の共犯に変わっている点を指摘した。

 アシュティアニ死刑囚はその中で、知人の男から、自分の夫を殺す話を持ち掛けられ、その男に殺させたと述べている。

 同死刑囚は前週別のガーディアン紙のインタビューで、自分は殺人については無罪となっていると語り、また「実際に夫を殺した男は投獄されているが、死刑は宣告されていない」と述べている。(c)AFP

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