【5月31日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で優勝を目指すドイツ代表選手たちが、ファンサイトの要望に応じて「必勝の験担ぎ」の方法を披露した。

「ぼくが試合の前に必要な儀式は、チームで円陣を組むことだね。これで盛り上がる」と語ったのは、足首を負傷したミヒャエル・バラック(Michael Ballack)に代わって新主将となったフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)。

 一方、ブンデスリーガのシャルケ04(Schalke 04)に所属するゴールキーパーのマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)は、試合開始前に必ずゴールポストを触ることにしているという。「試合開始のホイッスルが鳴る直前に、両側のゴールポストとクロスバーを触るんだ」

 ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)でプレーするセンターバックのペア・メルテザッカー(Per Mertesacker)は、数日間ひげそりをやめることにしている。「ひげをそる者、敗れたり」だそうだ。

 バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の中盤のスター選手で代表副将のバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)は、スタジアムに最後に到着するのがお好みのようだ。「代表チームではバスから降りるのも、ピッチに駆け出すのも、いつもぼくが最後だ」。それから、いつも白いシューズをはくようにしているという。「下を向いたときに白いシューズが見えると、気分がいいんだ」

 では、これらの選手たちを指揮するヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)代表監督の「験担ぎ」は?

 返ってきたのは「わたしは黙考する」という、選手たちに比べていささか内省的な回答だった。「話し合うべきことをすべて話しあったかどうかを考え、選手たちが準備をするのを眺める。そうすると、たいてい前向きな気分になれる」のだそうだ。

 ドイツ代表は、W杯1954年大会、1974年大会、1990年大会で優勝した強豪チーム。来月開幕する南アフリカ大会で4度目の優勝を狙う。(c)AFP