【5月17日 AFP】米国のビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領が自分を懸賞の「賞品」にして、妻ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官が2008年の米大統領選で抱えた多額の債務返済のために一肌脱ぐという。

 17日までにヒラリー氏の選挙活動に使われていたサイトにアクセスして寄付をすると、その中の幸運な1人がビル氏とニューヨーク(New York)で1日デートできるという。

 集まったお金は、ヒラリー氏が選挙活動で抱えた負債のうち、「まだいくらか残っている債務」(ビル氏)の返済に充てられるという。

 連邦選挙委員会(Federal Election CommissionFEC)のリストによると、ヒラリー氏は依然、市場調査会社ペン・スコーエン・バーランド(Penn Schoen Berland)に対し、「コンサルティング・世論調査・通信費」として77万1000ドル(約7100万円)の負債を抱えているという。

 ただ、サイトには、「クリントン夫妻は99%の米国人よりいい暮らしをしてるんだから、自分たちのお金で払うべき」と、今回の試みを快く思わないコメントも寄せられている。(c)AFP

【関連記事】クリントン氏の大統領選関連債務、個人資産からの借入れ分12億円を帳消し