【5月15日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は14日午後2時20分(日本時間15日午前3時20分)、米フロリダ(Florida)州ケープカナベラル(Cape Canaveral)のケネディ宇宙センター(Kennedy Space Center)から、スペースシャトル「アトランティス(Atlantis)」を打ち上げた。

 12日間のミッションで、アトランティスと6人の乗組員は12トンを超える物資を国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に運び込む。

 打ち上げ後、ミッション・ディレクターのビル・ゲルステンマイアー(Bill Gerstenmaier)氏は、約1万3000個のスペースデブリ(宇宙ゴミ)がアトランティスの進路上にかかる可能性があることを明らかにした。NASAは宇宙ゴミの動きを追跡し、必要があれば米東部時間の16日にもアトランティスに回避行動をとらせる方針だが、ISSに向かうシャトルがこのような行動をとるのは珍しい。

 アトランティスは1985年に初飛行。32回目となる今回が最後の飛行となる。退役が決まっているスペースシャトルの打ち上げは、9月のディスカバリー(Discovery)と11月のエンデバー(Endeavour)の2回を残すだけとなった。(c)AFP