船乗りたちの道しるべ、南アの喜望峰
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1488年、ポルトガル人探検家バルトロメウ・ディアス(Bartolomeu Dias)がこの岬に到達し、「嵐の岬(Cabo Tormentoso)」と命名した。極東との直接交易を求めていたポルトガルには、ディアスの喜望峰到達は重要な出来事だった。
喜望峰は南大西洋(South Atlantic Ocean)でも大きな岬の1つで、船乗りたちは喜望峰を「ザ・ケープ(the Cape)」と呼び、長年重要視してきた。大型高速帆船クリッパーが極東やオーストラリアへ向かうための道しるべだったほか、沖合で開催されるヨットレースでも重要な目印になっている。
写真は、ケープ半島(Cape Peninsula)の南端、ケープポイント(Cape Point)からの眺めを楽しむ観光客(2010年5月8日撮影)。(c)AFP/GIANLUIGI GUERCIA
【5月14日 AFP】人々が南回りより東回り航路をとるようになってから、赤道からアフリカ沿岸に続いて姿を現す喜望峰(Cape of Good Hope)は、心のよりどころになっている。(c)AFP