【3月9日 AFP】ソニー(Sony)は9日、同社の液晶テレビで初めて3次元立体(3D)映像に対応した新製品を、液晶テレビ「ブラビア(Bravia)」のシリーズとして6月10日から順次発売すると発表した。大ヒットした3D映画『アバター(Avatar)』のような最近の3D映像技術による新しい波に乗ろうという狙いだ。

 価格は46インチ型で35万円前後。映像が立体的に見えるようにするため右目用と左目用の映像を交互に表示する3Dメガネが同梱されている。

 ソニーは来期(2011年3月期)液晶テレビの販売を強化する方針で、今期の販売予想の67%増にあたる2500万台以上の販売を目標とし、うち10%程度を3Dテレビで占めたい構え。国外での3Dテレビの発売時期はまだ明らかにしていない。

 10日から日本国内に先立ち米国で3Dテレビの販売を開始する予定のパナソニック(Panasonic)は韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)と激しく競り合っており、ソニーは3Dテレビで出遅れていた。(c)AFP

この記事は Dow Jones Newswires を参考にしました。