【1月15日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2010)男子シングルスの組み合わせが15日に発表され、通算16度目の4大大会(グランドスラム)制覇を目指す世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、準々決勝でニコライ・ダビデンコ(Nikolay Davydenko、ロシア)と対戦する見込みとなった。

 大会第6シードのダビデンコは、2009年11月のATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2009)準決勝と今月行われたカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2010)準決勝の過去2度の対戦でフェデラーに連勝しており、4度目の全豪オープン制覇に挑むフェデラーにとって準々決勝が大きな試練になるかもしれない。

 1回戦で世界ランキング36位のイゴール・アンドレエフ(Igor Andreev、ロシア)と対戦するフェデラーは、4回戦でともに全豪オープンで決勝の舞台に立っているレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)かマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)と対戦する可能性が高い。

 グランドスラム初優勝を果たした2008年大会の準決勝でフェデラーを破っているノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、フェデラーと同じブロックに入っている。

 大会第3シードのジョコビッチは、勝ち進めば準決勝でフェデラーと戦う可能性が高いが、その前に準々決勝での対戦が見込まれる全仏オープンテニス(French Open 2009)ファイナリストのロビン・ソデルリング(Robin Soderling、スウェーデン)に勝利しなければならない。

 別ブロックでは、前回王者で世界ランキング2位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と優勝候補のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が準々決勝で対戦するかもしれない。

 前回大会の決勝でフルセットの末にフェデラーを破ったナダルは、1回戦でピーター・ルーチャック(Peter Luczak、オーストラリア)と、マレーは1回戦で予選を突破した選手と対戦する。

 同ブロックの準々決勝では、全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships 2009)王者で大会第4シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2009)で決勝に進出したアンディ・ロディック(Andy Roddick、米国)との対戦も見込まれている。

 また、過去40年では初となるグランドスラム通算70度目の出場を果たす37歳のファブリス・サントロ(Fabrice Santoro、フランス)は、1回戦で大会第14シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と対戦する。(c)AFP