【1月3日 AFP】就寝時間が遅い若者はうつ病になるリスクが高いとする論文が、専門誌スリープ(Sleep)1月1日号に掲載された。

 米ニューヨーク(New York)のコロンビア大学メディカルセンター(Columbia University Medical Center)の研究チームが、1万5659人の高校生と大学生を対象に調査を行った。

 これによると日常的に深夜零時より遅く就寝しているグループは、午後10時までに就寝するグループに比べ、うつ病になるリスクが24%、自殺を考えるようになるリスクが約20%高かった。

 また睡眠時間が5時間以下の若者はうつ病になる割合が71%、自殺を考えるようになる割合が48%も高かったという。

 米国睡眠医学会(American Academy of Sleep MedicineAASM)は若者には毎日9時間の睡眠を推奨している。午後10時までに床に就く人の平均睡眠時間は8時間10分で、深夜零時を越えて就寝する人の睡眠時間はさらに短いと報告されている。(c)AFP