【9月24日 AFP】フォークグループ「ママス&パパス(The Mamas & The Papas)」のメンバー、故ジョン・フィリップス(John Phillips)さんの娘で女優のマッケンジー・フィリップス(Mackenzie Phillips)さん(49)が、23日発売の著書『High on Arrival』の中で、10代のときにジョンさんから性的暴行を受け、その後合意の上で近親相姦の関係を続けたことを明かしている。

 映画『アメリカン・グラフィティ(American Graffiti)』(1973)などに出演し、薬物使用の過去もあるマッケンジーさんはこの日、オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)の番組にも出演し、父親との関係を語った。最初に性的関係に至ったのは1979年、自分の結婚式の前夜だったという。

「式の前夜、式を中止させようと決意した父が現れた。わたしは薬をたくさん飲んで、父も飲んでいた。その後わたしは、父のベッドの上で気を失った」

「父は愛情に溢れ、薬物で病んでいた。その夜意識が戻ると、父とセックスをした後だった」

「そんなことが以前にもあったかどうかわからない。気付いたのは、その時が初めてだった」

「夢のカリフォルニア(California Dreamin)」や「マンデイ・マンデイ(Monday Monday)」で知られるママス&パパスのフロントマンとして活躍したジョンさんは2001年、65歳で死亡している。

 1997年にマッケンジーさんから父親との関係を告白されたという、マッケンジーさんの義妹チャイナ・フィリップス(Chynna Phillips)さんは、「US」誌でマッケンジーさんの話を信じると話している。

「真実だということはわかる。もし真実でなかったら、正気な人がそんな話をする訳がない」(c)AFP