東西分断されていたドイツの村、「リトル・ベルリン」
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■80メートルを東西の壁に分断された兄弟
この壁にへだてられた兄と弟がいた。ゴラー兄弟(Goller Brothers)だ。
当時の町長、アーノルド・フリードリッヒ(Arnold Friedrich)氏によると、東ドイツの制限は厳しく、東側のクルト・ゴラー(Kurt Goller)氏は、西側に住む弟のマックス・ゴラー(Max Goller)氏に手を振ることさえ許されなかったという。
クルト氏は引退後にようやくマックス氏を訪ねることを許可されたが、たった80メートルしか離れていないその家に、正式な検問所を通って行くために80キロもの回り道をしなければならなかった。
89年にようやく壁がなくなり2人が手を取り合ったとき、クルト氏は84歳、マックス氏は82歳だった。村人はみんなこの日のことを忘れられない。その数年後、2人は亡くなった。