【7月15日 AFP】急死した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの兄ティト・ジャクソン(Tito Jackson)さんが15日付けの英デーリー・ミラー(Daily Mirror)紙で、マイケルさんの薬物使用を止めるため元邸宅兼遊戯施設「ネバーランド(Neverland)」にきょうだいで押しかけたことがあったことを明かした。

 マイケルさんが処方薬の中毒になっているという報道を知ったティトさんらは、まるで軍隊が突撃するかのようにネバーランドに押しかけたという。

 ティトさんによれば、マイケルさんは処方薬の使用について「われわれに知られないようにあらゆる手段を講じていた」という。しかし報道が増えるにつれ家族の不安も募っていった。そしてついに、ティトさん、ジャネット(Janet Jackson)さん、レビー(Rebbie Jackson)さん、ラトーヤ(La Toya Jackson)さん、ジャッキー(Jackie Jackson)さん、ランディ(Randy Jackson)さんでネバーランドに押しかけたのだ。

「私たちは行動しなければならなかった。私たちが突入するとマイケルはとても驚いていた。それから彼の私室に入って話し合った。泣いている者もいた」

「薬物使用に関する報道は真実かと何度も聞いたが、マイケルは否定し続けた。過剰反応だと言われた」「医者にも話したが、そんな事実はないと言っていた。マイケルの健康を管理するために自分がいると言われた」

 デーリー・メール紙はこの騒動が起こった時期については明記していない。

 ティトさんはさらに、その後もマイケルさんに詰め寄ろうとしたが、マイケルさんの警護のせいで近寄れなかったことも明かした。

「その後、何度もマイケルと話そうとしたが、マイケルの周囲にいた人間たちに締め出された。近寄れなかった。まさにシャットアウトされた」「彼らがただ彼らの任務を果たしていたのか、何らかの隠謀があったのかはわからない」(c)AFP