【5月25日 AFP】新型インフルエンザの予防にマスクの売り上げが急増し、店頭では売り切れも続出するなか、各自治体やインターネット上ではブロガーたちが「手作りマスク」のアイデアをいろいろ紹介している。使われるアイテムは幅広く、キッチンペーパーからコーヒーフィルター、なかには生理用ナプキンを利用するユニークなマスクも現れている。

 兵庫県たつの市では公式ウェブサイトで、ガーゼとティッシュ、輪ゴム2個で作る、見た目にも悪くない手作りマスクを紹介している。市販マスクが売り切れてしまった後、同市消防などに市民から多数の問い合わせが舞い込んだため前週、初めてこの作り方をサイトに掲載した。たつの市のサイトを見たほかの自治体でも、同じ作り方を紹介し始めたという。

 新潟県のある病院では、キッチンペーパーで作るマスクを考案している。また、あるブロガーは自分のブログで、不燃布と針金で作るマスクと、コーヒーフィルター製のマスクを紹介している。

 朝日新聞(Asahi Shimbun)が発行する週刊誌「アエラ(Aera)」今週号では、記者が数種類のマスク作りを実際に試している。この記者はコーヒーフィルターで作るマスクについて「見た目はドナルドダックだが、気密性は高く、安心感がある」と感想を書いている。また、同誌では生理用ナプキン製のマスクを作ったブロガーも紹介している。(c)AFP