【4月11日 AFP】イタリア・セリエA、インテル(Inter Milan)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は10日、選手としての活動を中断することを明らかにしたアドリアーノ(Adriano)に対し、クラブは可能な限りすべてのことを尽くしたと語った。

 27歳のアドリアーノは、3月末にブラジル代表に招集されて帰国してからイタリアには戻らず、9日にリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で行った記者会見で休息を必要としていると語った。

 モウリーニョ監督は「以前この件については話したくないと言ったが、今も話すつもりはない。私が来る前も来てからも、インテルは彼を助けるためにあらゆる手を尽くした。もしプレーをやめて幸せになるならそれでパーフェクトだ」と話し、インテルでの未来が見えないアドリアーノに見切りをつけている。

 アドリアーノの代理人を務めるジルマール(Gilmar Luis Rinaldi)氏がブラジルからイタリアに渡り、アドリアーノの契約破棄に向けて準備を整えていると報じられているが、モウリーニョ監督はこの件に関する推察を拒んでいる。

 モウリーニョ監督は「彼(アドリアーノ)がこの件について話す最初の人物であり、したいことをするのは彼次第だ。私が知っているのは、記事で読んだことがすべてだよ」と語っている。

 また、2002年から2004年までパルマ(Parma FC)でアドリアーノを指導したフィオレンティーナ(Fiorentina)のクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督は、トラブルの絶えない同選手が必要としているのは救いの手だとコメントしている。

 プランデッリ監督はガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙に対し「パルマでのアドリアーノはモチベーションが極めて高く、多くの若手選手と共に正しい環境にあった。彼は多くの犠牲を払い、繊細な若者だったと記憶している。彼のキャリアにおいて特別な時期に私は共に過ごした。常に改善しようと私のアドバイスに耳を傾けていた。彼は特に繊細だったため、父親の死にとても苦しんでいた。今は精神的な危機に苦しみ、助けを必要としている。トレーニングへの意欲とピッチに対する愛情を再認識する必要がある」と語っている。(c)AFP