【12月25日 AFP】ウォルト・ディズニー(Walt Disney)は24日、C・S・ルイス(C.S. Lewis)の小説を映画化した大ヒットファンタジーシリーズ「ナルニア国物語(The Chronicles of Narnia)」の第3弾制作には参加しないことを明らかにした。

 ディズニーは、同シリーズ前2作をウォルデン・メディア(Walden Media)とともに制作したが、第3弾『The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader(朝びらき丸 東の海へ)』では制作も資金提供も行わないという。

 芸能情報紙ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)は、予算および事業計画上の不一致が理由だと報じている。

 第3弾のクランクインは2009年初頭、公開は2010年に予定されていた。前2作は、世界で約11億ドル(約1000億円)の興行収入を上げている。

 ハリウッド・リポーターによれば、今回のディズニーの決定は、「ロード・オブ・ザ・リング(Lord of the Rings)」や「ハリー・ポッター(Harry Potter)」の大ヒットに続いた、ファンタジー小説の映画化に対する映画会社の関心が失われつつあることを示しているという。(c)AFP