「32歳の娘を解放せよ」、両親に裁判所命令 強制結婚が残るバングラデシュ
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【12月14日 AFP】(写真追加)英国在住のバングラデシュ人の女性医師(32)がバングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)の実家に帰省した際、両親にパスポートなどを取り上げられ、4か月以上監禁されていると訴えていた事件で、ダッカの裁判所は14日、両親に娘を解放し英国へ帰還させるよう命じた。
同裁判所は、原告のフマイラ・アベディン(Humayra Abedin)さんの両親に、アベディンさんのパスポート、運転免許証、クレジットカードなどを返却するよう命じた。裁定を聞いた父親は法廷内で大声で泣き、退廷するときに肩を支えてもらわなければならないほど嘆き悲しんだ。
英国在住のアベディンさんは、母親が重病だとの知らせを受け、8月3日にバングラデシュに帰国した。すぐに英国に戻る予定だったが、女性のいとこに、家族に拘束され、見知らぬ男性と結婚させられそうだというテキストメッセージを送り助けを求めていた。
アベディンさんはイスラム教一家の一人っ子だが、ロンドン(London)にヒンズー教徒のボーイフレンドがおり、このことで家族は怒っていたという。アベディンさんの弁護士は裁定後「市民の自由が保証されていることをバングラデシュの裁判所が証明した。これは極めて大きな先例となるだろう」と述べた。
一方、父親は裁定後のインタビューでAFPに、娘は監禁されていたわけではなく、裁定は納得できないと反論した。
8月に警察がアベディンさんの実家を訪問した際、両親は自分たちのいないところでアベディンさんが警官と話すことを許さず、また翌日警察署に娘を連れて行くと約束したものの、現れなかったという。
英国では11月、強制結婚を禁じ、また自分の意志に反して強制的に結婚させられた英国籍保持者を保護する権限を裁判所に与える「Forced Marriage Act(強制結婚法)」が施行された。アベディンさんの件も、アベディンさんが英国在住者である点に基づき、ロンドンですでに弁護士らが原告代理人となって訴えを起こしていた。
バングラデシュの保守的なイスラム教徒の間では、親などによって決められる見合い結婚が珍しくない。在ダッカの英国高等弁務官事務所は07年4月から08年3月の1年間で、56件の強制結婚について解決を支援した。(c)AFP
同裁判所は、原告のフマイラ・アベディン(Humayra Abedin)さんの両親に、アベディンさんのパスポート、運転免許証、クレジットカードなどを返却するよう命じた。裁定を聞いた父親は法廷内で大声で泣き、退廷するときに肩を支えてもらわなければならないほど嘆き悲しんだ。
英国在住のアベディンさんは、母親が重病だとの知らせを受け、8月3日にバングラデシュに帰国した。すぐに英国に戻る予定だったが、女性のいとこに、家族に拘束され、見知らぬ男性と結婚させられそうだというテキストメッセージを送り助けを求めていた。
アベディンさんはイスラム教一家の一人っ子だが、ロンドン(London)にヒンズー教徒のボーイフレンドがおり、このことで家族は怒っていたという。アベディンさんの弁護士は裁定後「市民の自由が保証されていることをバングラデシュの裁判所が証明した。これは極めて大きな先例となるだろう」と述べた。
一方、父親は裁定後のインタビューでAFPに、娘は監禁されていたわけではなく、裁定は納得できないと反論した。
8月に警察がアベディンさんの実家を訪問した際、両親は自分たちのいないところでアベディンさんが警官と話すことを許さず、また翌日警察署に娘を連れて行くと約束したものの、現れなかったという。
英国では11月、強制結婚を禁じ、また自分の意志に反して強制的に結婚させられた英国籍保持者を保護する権限を裁判所に与える「Forced Marriage Act(強制結婚法)」が施行された。アベディンさんの件も、アベディンさんが英国在住者である点に基づき、ロンドンですでに弁護士らが原告代理人となって訴えを起こしていた。
バングラデシュの保守的なイスラム教徒の間では、親などによって決められる見合い結婚が珍しくない。在ダッカの英国高等弁務官事務所は07年4月から08年3月の1年間で、56件の強制結婚について解決を支援した。(c)AFP