ハンタウイルス集団感染疑い、新型コロナ危機初期との類似性なし WHO事務局長
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【5月7日 AFP】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は6日、AFPのインタビューに応じ、大西洋を航行中のクルーズ船「MVホンディウス」でネズミなどの齧歯類が媒介する「ハンタウイルス」の集団感染疑いについて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)初期との類似性はないとの見解を示した。
これまでに感染した疑いのある乗客3人が死亡し、国際社会が警戒している。
ハンタウイルスは通常、感染した齧歯類の尿、糞、唾液などを介して感染するが、現在3例が確認されている「アンデス型」はヒトからヒトにも感染する。
スイス・ジュネーブのWHO本部でAFPの取材に応じたテドロス氏は、ハンタウイルスの危険性を軽視し、「世界の他の地域へのリスクは低い」と強調した。
また、新型コロナウイルス危機初期の緊急事態との類似性についてWHOとしての見解を問われると、「類似性があるとは思わない」と答えた。
これまでに「パートナーとの連携と対応のために複数回の会合が開かれた」が、ハンタウイルスの集団感染疑いに関する緊急委員会会合を招集する必要性は今のところ感じていないと述べた。
テドロス氏は、3日からアフリカ西部の島国カボベルデ沖に停泊していたクルーズ船から感染疑いのある3人が退避したと説明し、チームは「この準備のため、少し眠れない夜を過ごした」と認めた。
3人はオランダに搬送され、クルーズ船はまもなくスペイン領カナリア諸島に向かう。テドロス氏によると、残りの乗客はカナリア諸島からそれぞれ帰国するという。
テドロス氏は、WHO職員を含む医療関係者がクルーズ船に乗り込んだとし、「船内の人々の状況を監視し支援を続けるとともに、船外の状況も注視していく」「私たちは最善を尽くしている」と付け加えた。(c)AFP