【10月29日 AFP】米大統領選まで1週間となった28日、共和党の大統領候補ジョン・マケイン(John McCain)上院議員と副大統領候補サラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事は、共和党陣営内での内輪もめが報じられて以来初めてそろって登場し結束を示した。

 マケイン氏は、チョコレートで有名なペンシルベニア(Pennsylvania)州ハーシー(Hershey)で行われた選挙集会で、ペイリン氏を伴って数千人の前に姿を現した。

 この数日前、マケイン氏とペイリンの側近の間で、非難合戦が勃発。世論調査でペイリン氏が足を引っ張る存在となっていることが示されたことで、両者で非難の応酬となった。

 米政治専門サイト「ポリティコ(Politico)」によると、ペイリン氏に近い共和党員4人が、マケイン氏の側近によるアドバイスで、ペイリン氏の不満が募っていると話しているという。これらのマケイン氏側近について、ペイリン氏側近は選挙選での一連の失言を非難している。

 内輪もめの報道について、マケイン氏の顧問は反発を示し、ペイリン氏は「ディーバ(優れた才能を持つ女性)」だと称賛。陣営幹部も、マケイン氏とペイリン氏の側近が仲が悪いということはないと報道を否定した。(c)AFP