【10月3日 AFP】イタリア五輪委員会(Italian Olympic CommitteeCONI)は2日、血液増強剤エリスロポエチン(ErythropoietinEPO)の陽性反応が確認された自転車ロードレーサー、リカルド・リッコ(Riccardo Ricco)に対し、ドーピング検察局の求めていた20か月より長い2年間の大会出場禁止処分を科した。

 リッコは、2008ツール・ド・フランス(2008 Tour de France)で血液増強剤EPOを使用したことをCONIに対し認め、出場禁止処分を受けていた。同大会で2度のステージ優勝を飾っていたリッコは第4ステージ後に行われたドーピング検査での尿サンプルが陽性反応を示し、所属していたサウニエルデュバル・スコット(Saunier Duval)と共に大会から撤退を余儀無くされ、その後チームから解雇されている。当初はドーピング行為を否定していたリッコは、CONI関係者との尋問中にドーピング行為を認め、さらにはドーピングを行っていたにも関わらず多くの検査を問題なく通ったことで、検査手順を批判している。

 ANSA通信によると、リッコに科せられた処分の内訳はEPO使用によるドーピング違反で18か月、そしてイタリア人医師のCarlo Santuccione氏からの情報提供で6か月となっている。Santuccione氏は、「Oil for Drugs」として知られている一連のドーピングスキャンダルで重要な役割を担っている人物で、2007年12月にはアスリートとの接触を一生涯禁止されている。

 出場停止処分について「非常に残念で辛い」と話し、CONIには「より理解のある」処分を望んでいたと明かしたリッコは2010年7月30日に禁止処分が解かれる。(c)AFP