【9月4日 AFP】(画像追加)欧州宇宙機関(European Space AgencyESA)の宇宙探査機「ロゼッタ(Rosetta)」は5日、火星と木星の間にある小惑星帯(アステロイドベルト)に向かい、いくつかの重要な科学的情報の収集を行う。

 小惑星帯のうち、ロゼッタは「シュテインス(Steins)」(2867)と呼ばれる小惑星に接近し、搭載されているカメラとスキャナーで全長10キロのシュテインスの姿をとらえる。この小惑星から太陽系誕生のヒントを得られる可能性もあるという。

 2004年に打ち上げられたロゼッタは、2014年に小惑星チュリュモフ・ゲラシメンコ(Churyumov-Gerasimenko)彗星に着陸し、搭載している冷蔵庫ほどの大きさの実験室で地殻表面を調査する予定で現在、約65億キロにおよぶ宇宙の旅を続けている。(c)AFP/Richard Ingham