【4月28日 AFP】3月29日に議会選と共に実施された大統領選の投票結果をめぐり混乱が続くジンバブエで、野党・民主変革運動(Movement for Democratic ChangeMDC)は、独立系の「The Standard」紙に、選挙後の暴動で政府支持者によって殺害された15人を「民主化のための殉教者」とし、うち8人を1ページ全面に掲載した。

 うち1人は5歳の少年Brighton Mbweraくんで、北東部のUzumba地区にある自宅で寝ていたところを、与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)の支持者に放火され、焼死したとされている。

 警察当局はこれまでのところ、この記事の内容に関してコメントは発表していない。

 大統領選の投票から1か月以上がたつが、最終的な公式開票結果は出ておらず、不安が高まっている。一部再集計された大統領選と議会選での投票結果では、野党が与党に歴史的勝利を収めたことが判明している。

 また、弁護士らが、投獄された野党の活動家約200人の釈放を求めている。(c)AFP/Susan Njanji