【1月28日 AFP】米国で今週、大手オンラインコミュニティーサイトの求人欄に不倫相手の妻の殺害依頼の広告を出したとして、ミシガン(Michigan)州に住む女(48)が逮捕され、殺人教唆などの罪で起訴された。保安官事務所が27日に明らかにした。

 訴状によると、アン・マリー(Anne Marie)容疑者はオンラインコミュニティーサイト「craigslist」の求人広告欄の「フリーランス」カテゴリーに、カリフォルニア(California)州に住む56歳の女性の殺害代行者を募集する広告を出した。報酬は5000ドル(約53万円)。少なくとも3人から返事があったが、1人はライターの仕事だと勘違いしていた。メールをやり取りするうちに、依頼内容が本物の「殺し」だということが分かったという。

 サクラメント(Sacramento)の連邦捜査局(FBI)が発表した声明によると、Butte郡保安官事務所は2007年11月に捜査を開始していたが、「被害者の安否が非常に懸念された」という。

 マリー容疑者と「被害者」の夫は2004-05年に開講されたインターネット上の社会人大学講座で知り合い、「非常に深く親密な関係」(FBI声明)になった。2人はその後も電話とメールで連絡を取り続けていたという。(c)AFP