【9月2日 AFP】インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)大統領は1日、気候変動の対策措置を検討するため、地球の80%の熱帯雨林を有する8か国で同盟を結ぶことを提案した。

 大統領の報道官はAFPの取材に対し、「地球温暖化を抑制する措置をとるには、各国間で共通の見解が不可欠だ」と語り、「インドネシア大統領が8か国の提携を呼びかけた」と続けた。8か国の代表らによる最初の会合は、24日に国連(UN)総会が行われるニューヨーク(New York)で同時開催され、経済発展と共存可能な森林保護の方法が議論されるという。

 参加国はブラジル、カメルーン、コンゴ、コスタリカ、ガボン、インドネシア、マレーシア、パプアニューギニアの8か国となっているが、さらに増える可能性もあると同報道官は、ジャカルタ・ポスト(Jakarta Post)紙の取材に対し述べた。

 ジャカルタ・ポスト紙は、京都議定書(Kyoto Protocol)について、森林保護よりも温室ガス排出削減に重点を置いているとし、そのため熱帯雨林保護については8か国の自発的な活動が必要とされると報じた。(c)AFP