【8月12日 AFP】約10年にわたって内戦が続いたアフリカ西部のシエラレオネで12日、11日に実施された大統領選挙と議会選挙の開票作業が続いている。

 一部投票所で開場が遅れた以外に大きな混乱は起こらなかった。合計6171か所の投票所の多くで有権者は長い列を作ったが、投票時間終了時には、ほとんどの有権者が投票することができたという。

 警察関係者によると、首都フリータウン(Freetown)東部の一部地域では、若者が開票作業を妨害しようと押しかけたため、武装警官が催涙ガスを発射したという。

 同国選挙管理委員会のChristiana Thorpe委員長は、「集計作業継続のため、全投票所に武装警官が配備された」と記者会見で述べた。

 欧州連合(EU)の選挙監視団のメンバーは一様に投票の状況に満足していると述べる一方で、監視団のMarie-Annie Isler Beguin団長は「重要なのは、投票日だけでない。政党が選挙結果を受け入れることこそ重要」と指摘している。 

 開票結果の一部は12日朝にも明らかになる見込み。(c)AFP/Susan Njanji