【7月28日 AFP】NBAの試合において不正工作を行なったとされている元審判員のティム・ドナフィ(Tim Donaghy)氏は、巧妙に目立たないやり方で監視や不正工作の発覚を切り抜けてきていたことをニューズ・デイ(Newsday)紙が27日に報じた。

 連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation:FBI)の調査によると、ドナフィ氏は試合の得点やチーム総得点などを巧みに操作することで賭博と犯罪組織に関わっていたと同紙は報じている。

 NBAの試合を対象にして行なわれた不正賭博は、各クォーターごとの得点や賭博の対象となったチームが試合で合計何得点するか、また誰が試合で最高得点を記録するかなど様々だった。

 連邦捜査局の調査対象はドナフィ氏が審判を務めた2005-06シーズンと2006-07シーズンの過去2年間のレギュラーシーズン139試合とプレーオフ8試合となっており、調査は現在行われている。次週にもドナフィ氏は提訴されることになる。

 連邦捜査局の調査官は、ドナフィ氏が2003年からNBAで導入されている監視システムから不正工作がばれないようにするために、正確にファウルの笛を吹く一方で、選手の健康状態や審判の担当の情報を提供したと見ている。賭博を操作するために審判は、試合中にいくらでもファウルの笛を吹くことができ、また時間を経過させる事なくそのチームに得点の機会を与える事ができる。

 NBA側は、ドナフィ氏が関わった試合のビデオや不正を行なった証拠の統計を見て独自で調査を進める見込み。(c)AFP