赤いモスクの立てこもり事件、交渉は進展せず
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【7月10日 AFP】神学生らの立てこもりが続くイスラマバード(Islamabad)の「赤いモスク(イスラム礼拝所、Red Mosque)」で9日、パキスタン政府閣僚やイスラム教指導者で構成される交渉団と、アブドル・ラシッド・ガジ(Abdul Rashid Ghazi)師の拡声器を通じた交渉が行われた。「最後の試み」である今回の交渉では進展は見られなかった。
イスラム原理主義勢力タリバン(Taliban)寄りの急進派の同モスクでの衝突発生から7日目の9日、シャウカット・アジズ(Shaukat Aziz)首相は、ガジ師が投降すれば、療養中の母親とともに自宅軟禁とする許可を与える用意があると語っていた。
モスク内には、ガジ師によって拘束されていると見られる女性や子どもがいるほか、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とのつながりを有する外国人武装勢力などが立てこもっているが、大量の犠牲者が出ることを懸念するペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領は、事態の打開に向けた本格的な突入の実行をためらっている。7月3日の衝突発生以来、少なくとも24人が死亡している。
チョードリー・シュジャート・フサイン(Chaudhry Shujaat Hussain)元首相率いる交渉団には聖職者11人と閣僚4人が参加しているが、ムハンマド・アリ・ドゥラニ(Muhammad Ali Durrani)情報相によると、約4時間にわたる交渉もむなしく、同交渉団は「突破口を見つけることができなかった」という。
ドゥラニ情報相は「われわれは、ガジ師が人間らしい感情を表すことを望む。彼は、心を解きほぐして子どもと女性を解放すべきだ」と語った。
イジャズル・ハク(Ijaz-ul Haq)宗教問題相がAFPに対して語ったところによると、ガジ師は交渉団と同様に拡声器を通じて交渉に臨み、モスクを離れることは拒否したという。同相は「ガジ師はモスクから出てこないだろうし、われわれは中に入りたくない。彼は何が危険にさらされているのかを知っている。これは最後の試みだ」と語った。
ガジ師が携帯電話の充電が切れたと語ったため、政府は後に、携帯電話をモスク内に送り込んだ。電力、ガス、水の供給が政府によって断たれているため、モスク内で携帯電話を充電することはできない状態だ。
モスクの関係者の1人はAFPに対し、ガジ師は政府を信用していないため、聖職者で構成される代表団か、「双方が合意した使者」がモスクに入ることを希望していると語った。(c)AFP/Masroor Gilani
イスラム原理主義勢力タリバン(Taliban)寄りの急進派の同モスクでの衝突発生から7日目の9日、シャウカット・アジズ(Shaukat Aziz)首相は、ガジ師が投降すれば、療養中の母親とともに自宅軟禁とする許可を与える用意があると語っていた。
モスク内には、ガジ師によって拘束されていると見られる女性や子どもがいるほか、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とのつながりを有する外国人武装勢力などが立てこもっているが、大量の犠牲者が出ることを懸念するペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領は、事態の打開に向けた本格的な突入の実行をためらっている。7月3日の衝突発生以来、少なくとも24人が死亡している。
チョードリー・シュジャート・フサイン(Chaudhry Shujaat Hussain)元首相率いる交渉団には聖職者11人と閣僚4人が参加しているが、ムハンマド・アリ・ドゥラニ(Muhammad Ali Durrani)情報相によると、約4時間にわたる交渉もむなしく、同交渉団は「突破口を見つけることができなかった」という。
ドゥラニ情報相は「われわれは、ガジ師が人間らしい感情を表すことを望む。彼は、心を解きほぐして子どもと女性を解放すべきだ」と語った。
イジャズル・ハク(Ijaz-ul Haq)宗教問題相がAFPに対して語ったところによると、ガジ師は交渉団と同様に拡声器を通じて交渉に臨み、モスクを離れることは拒否したという。同相は「ガジ師はモスクから出てこないだろうし、われわれは中に入りたくない。彼は何が危険にさらされているのかを知っている。これは最後の試みだ」と語った。
ガジ師が携帯電話の充電が切れたと語ったため、政府は後に、携帯電話をモスク内に送り込んだ。電力、ガス、水の供給が政府によって断たれているため、モスク内で携帯電話を充電することはできない状態だ。
モスクの関係者の1人はAFPに対し、ガジ師は政府を信用していないため、聖職者で構成される代表団か、「双方が合意した使者」がモスクに入ることを希望していると語った。(c)AFP/Masroor Gilani