【6月20日 AFP】『ハリー・ポッター』の映画シリーズ5作目となる『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(Harry Potter and the Order of the Phoenix)』のプロモーション列車「ホグワーツ特急(Hogwarts Express)」が19日、パリ北駅(Gare du Nord)に登場し、ファンが長蛇の列を作った。同作品は7月8日に全世界で公開予定。

 一方でシリーズ完結編となる第7巻『Harry Potter and the Deathly Hallows(ハリー・ポッターと死の秘宝<仮題>)』も発売を1か月後に控えている。

■物語を体験できるプロモーション列車

 「ホグワーツ・エクスプレス」の車内には、作中登場人物のセブルス・スネイプ(Severus Snape)の秘薬や、ドローレス・アンブリッジ(Dolores Umbridge)の拷問道具などが備えられており、フランス全国プロモーション・ツアーに旅立つ20日まで、同駅15番線に停車する予定。

 マジシャンが魔法の棒を振って、テーブルを浮かせるマジックに、行列を作るファンは大喜びしたが、話題はシリーズ最終巻の結末に集中していた。

 作者のJ.K.ローリング(J.K. Rowling)さんが、最終巻で2人の人物が死ぬと公言したことから人々の間で憶測が渦巻いている。

 「ハリー・ポッターは死ぬ。同じ血を分けたヴォルデモート卿(Lord Voldemort)が死ぬから」と、弟と来ていたMareme Fallさん(15)。

 「ハリー・ポッターが終わってしまうのは残念。物語と魔法が好きだった」

 Luca Astaさん(13)は別の意見で、「ヴォルデモート卿はハリー・ポッターを殺そうとして自分が死んでしまう」と予想する。その代わりハリーの親友、ロン・ウィーズリー(Ron Weasley)が死ぬという。

■結末をめぐるさまざまな思い

 ロンドンでは誰もがハリー・ポッターが死ぬと予想して賭けが成立しないため、賭け屋のウィリアム・ヒル(William Hill)は、「誰がハリー・ポッターを殺すのか」という賭けを始めた。

 配当率が最も高いのは、ヴォルデモート卿の2対1。セブルス・スネイプが5対2で続き、ハリーの宿敵、ドラコ・マルフォイ(Draco Malfoy)、親友のロン・ウィーズリー、ハリー・ポッターの自殺説が6対1で追っている。

 ネビル・ロングボトム(Neville Longbottom)の配当率は12対1。ハリー・ポッター自身が実は悪者だったという結末を予測するファンもいる。

 祖母と来ていた15歳のEmmanuelleさんは、ハリーが死ぬのは仕方がないと語る。

 「ハリーには死んでほしくないけど、大きくなってしまったから、キャラクターとしては死ぬのが当然。でもハリーのことを、いつも自分のことのように思ってきた。わたしにも両親がいなくて、祖母しかいないから」(c)AFP