<06-07NBA ファイナル>トニー・パーカー 欧州出身の選手として初のファイナルMVP受賞
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【6月15日 AFP】06-07NBA・ファイナル、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)vsサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)、第4戦。キャバリアーズを83-82で降し、チームを4度目のNBAファイナル制覇に導いたスパーズのトニー・パーカー(Tony Parker)は、欧州出身の選手として初めてファイナルMVPに選出された。
チームメイトには、過去3度ファイナルMVPに選出された経験のあるティム・ダンカン(Tim Duncan)がいるが、このファイナル4試合で1試合平均24.5得点を挙げたパーカーが、チーム4度目のファイナル優勝の立役者として認められた。「信じられないくらい最高で、歴史的だ。何て言って良いか分からない。トロフィーを見たら、明日の朝起きても夢の中にいるような気分だろう。欧州のバスケットボールは年々レベルアップしている。欧州出身のMVP受賞者はこれからも出てくるだろうけど、その先駆けに慣れたのは本当に嬉しいよ」と、自身3度目(2003年、2005年、2007年)の優勝の喜びを語ると共に、欧州出身選手の来るべき未来を口にした。
昨年現役から引退したサッカー、元フランス代表のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏をも凌ぐ人気を地元フランスでは誇っていると思いますか?、という記者の質問をされたパーカーは、「良い質問だね。同じレベルにしておいてくれるかな。サッカーはフランスではとても人気があるから、ジダンがいつも有名フランス人男性として挙げられる。願わくば、フランス国民が私の成し遂げたことに気づいてくれればと思うよ。5年間で3度の優勝か・・・悪くないね」と語った。またパーカーは、グレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)HCについて、「産みの苦しみというか、それが私を高めてくれた。彼がいなければ、ここにはいなかっただろうし、ポップ(ポポビッチ)コーチとの信頼関係はしっかりしている」と10代でスパーズに入団した自身を、良き指導者がどれほど高めてくれたかを振り返った。
以前、ニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets)のジェイソン・キッド(Jason Kidd)とのトレード話が上がったパーカーだが、自身がチームに残留を要請したこともある。「こう言ったんだ。僕こそがこのチームのポイントガードに相応しいと。自信はあったし、出来ると信じていた。これまでに努力を積み重ねてきたから」と語るパーカーは、グレッグ・ポポビッチと今回のファイナルで対戦したキャバリアーズのHCでパーカー入団時にスパーズのアシスタントコーチを務めていたマイク・ブラウン(Mike Brown)に見出された。ポポビッチHCが、「素晴らしい選手になった。成長を見守ることが出来て、満足している」と語ると、ブラウンHCは、「偉大な選手だ。ペイント内にパーカーを入れないようにするのに手こずった。敏捷性やティアドロップ・シュートを見ていると、スパーズに入ってからこれまでの成長が伺える。そしてあの安定感と決定力。この4試合で本当に彼には手こずった」と付け加えた。
7月に女優のエヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)と結婚するパーカーは、チャンピオンリングと結婚指輪のどちらをはめるのかという質問に、「両方だ。選べるわけが無い。どちらも同じように大切。2007年という年を絶対に忘れることは無いよ。最高の年だ」と、二重三重の喜びを露わにしていた。(c)AFP
チームメイトには、過去3度ファイナルMVPに選出された経験のあるティム・ダンカン(Tim Duncan)がいるが、このファイナル4試合で1試合平均24.5得点を挙げたパーカーが、チーム4度目のファイナル優勝の立役者として認められた。「信じられないくらい最高で、歴史的だ。何て言って良いか分からない。トロフィーを見たら、明日の朝起きても夢の中にいるような気分だろう。欧州のバスケットボールは年々レベルアップしている。欧州出身のMVP受賞者はこれからも出てくるだろうけど、その先駆けに慣れたのは本当に嬉しいよ」と、自身3度目(2003年、2005年、2007年)の優勝の喜びを語ると共に、欧州出身選手の来るべき未来を口にした。
昨年現役から引退したサッカー、元フランス代表のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏をも凌ぐ人気を地元フランスでは誇っていると思いますか?、という記者の質問をされたパーカーは、「良い質問だね。同じレベルにしておいてくれるかな。サッカーはフランスではとても人気があるから、ジダンがいつも有名フランス人男性として挙げられる。願わくば、フランス国民が私の成し遂げたことに気づいてくれればと思うよ。5年間で3度の優勝か・・・悪くないね」と語った。またパーカーは、グレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)HCについて、「産みの苦しみというか、それが私を高めてくれた。彼がいなければ、ここにはいなかっただろうし、ポップ(ポポビッチ)コーチとの信頼関係はしっかりしている」と10代でスパーズに入団した自身を、良き指導者がどれほど高めてくれたかを振り返った。
以前、ニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets)のジェイソン・キッド(Jason Kidd)とのトレード話が上がったパーカーだが、自身がチームに残留を要請したこともある。「こう言ったんだ。僕こそがこのチームのポイントガードに相応しいと。自信はあったし、出来ると信じていた。これまでに努力を積み重ねてきたから」と語るパーカーは、グレッグ・ポポビッチと今回のファイナルで対戦したキャバリアーズのHCでパーカー入団時にスパーズのアシスタントコーチを務めていたマイク・ブラウン(Mike Brown)に見出された。ポポビッチHCが、「素晴らしい選手になった。成長を見守ることが出来て、満足している」と語ると、ブラウンHCは、「偉大な選手だ。ペイント内にパーカーを入れないようにするのに手こずった。敏捷性やティアドロップ・シュートを見ていると、スパーズに入ってからこれまでの成長が伺える。そしてあの安定感と決定力。この4試合で本当に彼には手こずった」と付け加えた。
7月に女優のエヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)と結婚するパーカーは、チャンピオンリングと結婚指輪のどちらをはめるのかという質問に、「両方だ。選べるわけが無い。どちらも同じように大切。2007年という年を絶対に忘れることは無いよ。最高の年だ」と、二重三重の喜びを露わにしていた。(c)AFP