ブッシュ大統領、欧州歴訪を終え帰国の途に
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【6月12日 AFP】欧州歴訪中のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は11日午後、最後の訪問国ブルガリアから帰国の途に着いた。
今回の歴訪ではミサイル防衛システムの東欧配備をめぐるロシアとの緊張と、セルビア・コソボ自治州(Kosovo)の最終地位問題が中心となった。
ブッシュ大統領は欧州歴訪最終日、ブルガリアの首都ソフィア(Sofia)でゲオルギ・パルバノフ(Georgi Parvanov)大統領と記者会見を行い、ロシアに対しあらためてミサイル防衛システムの東欧配備について協力を求めた。また前週のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領によるアゼルバイジャンでのミサイル防衛施設の共同利用案を受けて、専門家による共同作業部会設置も提案した。
コソボ自治州の最終地位については、マルッティ・アハティサーリ(Martti Ahtisaari)国連(United Nations、UN)事務総長特使による同自治州の独立を認める提案を、早急に実施することが重要だとの見解を改めて表明した。
また、リビアで児童をエイズ(HIV/AIDS)ウイルスに感染・死亡させたとして死刑判決を受けたブルガリア人看護師5人についても言及、同看護師らの解放を強く支持し、「彼らは解放され、家族の元へ戻ることが許されるべきだ。われわれはリビア政府に対し看護師らの解放がブルガリアにとって優先課題であることをはっきりと伝えていきたい」と主張した。
現在、リビアで8年以上も拘留されているブルガリア人看護師5人とパレスチナ人医師1人がまもなく解放されるとの期待が高まっており、欧州連合(European Union、EU)当局の高官がリビアの首都トリポリ(Tripoli)でこの問題について交渉に当たっている。(c)AFP
今回の歴訪ではミサイル防衛システムの東欧配備をめぐるロシアとの緊張と、セルビア・コソボ自治州(Kosovo)の最終地位問題が中心となった。
ブッシュ大統領は欧州歴訪最終日、ブルガリアの首都ソフィア(Sofia)でゲオルギ・パルバノフ(Georgi Parvanov)大統領と記者会見を行い、ロシアに対しあらためてミサイル防衛システムの東欧配備について協力を求めた。また前週のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領によるアゼルバイジャンでのミサイル防衛施設の共同利用案を受けて、専門家による共同作業部会設置も提案した。
コソボ自治州の最終地位については、マルッティ・アハティサーリ(Martti Ahtisaari)国連(United Nations、UN)事務総長特使による同自治州の独立を認める提案を、早急に実施することが重要だとの見解を改めて表明した。
また、リビアで児童をエイズ(HIV/AIDS)ウイルスに感染・死亡させたとして死刑判決を受けたブルガリア人看護師5人についても言及、同看護師らの解放を強く支持し、「彼らは解放され、家族の元へ戻ることが許されるべきだ。われわれはリビア政府に対し看護師らの解放がブルガリアにとって優先課題であることをはっきりと伝えていきたい」と主張した。
現在、リビアで8年以上も拘留されているブルガリア人看護師5人とパレスチナ人医師1人がまもなく解放されるとの期待が高まっており、欧州連合(European Union、EU)当局の高官がリビアの首都トリポリ(Tripoli)でこの問題について交渉に当たっている。(c)AFP