【6月11日 AFP】6月7日から10日まで英国で開催されたインド映画界のアカデミー賞(Academy Awards)に相当する国際インド映画アカデミー賞(International Indian Film Academy AwardsIIFA)の授賞式が9日に行われ、Rakesh Omprakash Mehra監督の映画『Rang De Basanti』が最優秀作品賞(Best Film award)を受賞した。

 Rakesh Mehra監督の超大作が主要部門を受賞したことは、インド映画の出演者が国際的に認められると共に、世界へのインド映画の素晴らしさを広めることとなった。

 ボリウッド(Bollywood)映画のゴールデンカップルである俳優のアビシェーク・バッチャン(Abhishek Bachchan)と女優のアイシュワリヤ・ライ(Aishwarya Rai)夫妻は最優秀作品賞他14部門のプレゼンターを務めた。

 英領下時代の香港で最後の総督を務めたクリス・パッテン(Chris Patten)氏の娘で英国人女優のアリス・パッテン(Alice Patten)が主演する『Rang De Basanti』は、英国の植民地支配に反対するインドの国家主義者を描いた映画を製作したい映画製作者を描いたもの。

 Pattenが演じるロンドンを拠点とする映画製作者は、5人の友人をキャスティング。しかし彼らは初め、犠牲と愛国心について過去と共通するものをほとんど何も持たない現代の消費社会の人々であるため抵抗する。

 同作品は2007年アカデミー賞の最優秀外国語映画賞部門(Best Foreign Language Film)にインド代表として選出されたが、ノミネートを逃している。

 また最優秀主演男優賞には『Krrish』で主演したリティック・ローシャン(Hrithik Roshan)が、最優秀主演女優賞には『Kabhi Alvida Naa Kehna』で主演したラニ・ムカルジー(Rani Mukherjee)が受賞を果たした。

 最優秀監督賞は、インド独立の父、マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi)の揺ぎ無い影響力と非暴力の信念をコメディータッチで描いた映画『Lage Raho Munnabhai』のRajkumar Hirani監督が輝いた。


 世界でも2番目の規模を誇るインド映画産業において同授賞式は、4日間の日程で行われるイベントのなかでも最も盛り上がり、世界中でおよそ5億人もの視聴者がテレビで見守るなか開催された。

 およそ3万人の観光客が、シェフィールド(Sheffield)、リーズ(Leeds)、ブラッドフォード(Bradford)、ヨーク(York)、ハル(Hull)へ押し寄せ、砂でざらついたイングランド北部の街に彩りを加えた。

 ボリウッドスターたちは環境問題、気候変動の問題の認識を高めるために、伝統的なレッドカーペットではなくグリーンカーペットで登場した。

 鉱業、鉄鋼業などの産業の中核地帯であるヨークシャー(Yorkshire)では、このような輝かしいイベントが開催されるとは考え難いが、英国で英国系アジア人が3番目に多い都市でもある。

2000年からロンドンで始まった同国際インド映画アカデミー賞は、南アフリカのヨハネスブルク(Johannesburg)やオランダのアムステルダム(Amsterdam)といった、常に異なる地域で国際的にボリウッド映画を広めようと開催されている。

(c)AFP/Katherine Haddon