【5月30日 AFP】2007年ミス・ユニバース(Miss Universe 2007)世界大会の最終選考会が28日、メキシコ市(Mexico City)で開催され、日本代表の森理世Riyo Mori)さん(20)が優勝した。日本人のミス・ユニバースが誕生するのは、1959年の児島明子Akiko Kojima)さん以来初めて。

 2006年ミス・ユニバース優勝者でプエルトリコ(Puerto Rico)代表のスレイカ・リベラ(Zuleyka Rivera)さんからティアラを受け取った森さんは、喜びで震える両手を握りしめ「とてもうれしい。まだ信じられない」と語った。森さんの将来の夢は、東京で国際的なダンススクールを運営することだという。

 優勝した森さんには、1年間使用可能なニューヨーク(New York)のアパート、給与(金額は非公開)、高級時計などの衣装、ニューヨークで2年間映画を学ぶための奨学金などが贈られる。

 2位はブラジル(Brazil)代表のNatalia Guimaraesさん(22)さん、3位はベネズエラ(Venezuela)代表のLy Jonaitisさん(21)が選ばれた。

 ミス・コンジニアリティ(Miss Congeniality)には、中国(China)代表のNingning Zhangさん(20)、 ミス・フォトジェニック(Miss Photogenic)には、フィリピン(Philippines)代表のAnna Theresa Licarosさん(22)が選ばれた。
 
 最終選考に向け各国代表らが熱戦を繰り広げる中、ミス・アメリカのレイチェル・スミス(Rachel Smith)さんは、米在住メキシコ人に対する米国の対応に不満を持つメキシコ国民から非難の声を浴びせられた。イブニングドレスを着用して行われる審査で足を滑らせ転倒したスミスさんは、5位という結果になった。

 一方、ミス・メキシコも、コンテストで着用する民族衣装をめぐり、物議を醸した。原因となったドレスは、1920年代後半の宗教反乱を表現したもので、反逆者が絞首刑に処される絵がデザインされていた。 

 会場となったメキシコ市の国立公会堂(National Auditorium)は、今回の大会用に米不動産王のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が借り上げた。(c)AFP

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