【アルジェ/アルジェリア 19日 AFP】政府は18日、前日投票が行なわれた国民議会(下院)選挙の開票結果を発表し、アブデルアジズ・ブーテフリカ(Abdelaziz Bouteflika)大統領を支持する連立与党3党が多数派を維持したことが明らかとなった。

 Yazid Zerhouni内相によると、連立与党を組む「アルジェリア民族解放戦線(National Liberation FrontFLN)」、「民主国民連合(Democratic National RallyRND)」、穏健イスラム政党である「平和のための社会運動(Society of Peace MovementMSP)」の3党が、国民議会389議席中249議席を確保。

 Zerhouni内相が国営アルジェリア・テレビ(ENTV)で伝えた選挙結果によると、FLNが136議席、RND61が議席、MSP52が議席を獲得。3党は選挙前の段階では297議席を占めており、うち208議席をかつて同国で唯一の合法政党だったFLNが占めていた。FLNが多数の議席を失い、その分がほかの2政党に動いた形となった。

 写真はアルジェ(Algiers)で記者会見を行い、選挙結果を発表するZerhouni内相。背景にはブーテフリカ大統領のポスター。(c)AFP/MEHDI FEDOUACH