【コタバト/フィリピン 18日 AFP】南部ミンダナオ(Mindanao)島コタバト(Cotabato)市で18日、バスターミナルで爆発があった。3人が死亡、15人が負傷した。けが人の半数は子どもだった。

 警察当局によると、何者かが爆弾の入ったかばんを放置した後、警察に匿名で警告したが、警察が現場周辺を封鎖する前に爆発が起こったという。バス会社には以前から、武装集団とみられるグループから金を要求する脅迫状が届いており、警察当局は今回の爆破事件の背後にこのグループがいるものとみている。

 ミンダナオ島中心部では2007年に入ってからすでに7回の爆破事件が起こっている。その多くは、イスラム地下組織ジェマ・イスラミア(Jemaah Islamiyah)または国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と関連のあるイスラム過激派によるものとみられている。

 写真は同日、爆破現場で捜査に当たる警察官。手前左はジェマ・イスラミアのメンバーZulkipli bin Abdul Hirの指名手配ポスター。(c)AFP/MARK NAVALES