朝鮮戦争以来初めて、南北縦断鉄道が運行 - 韓国
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【ソウル 17日 AFP】厳重に防備された韓国と北朝鮮の国境を17日、1950~53年の朝鮮戦争以来初めて、2本の列車が越えた。この模様はテレビで中継された。
朝鮮半島西部を北朝鮮に向かっていた京義線の試運転列車は、現地時間12時17分に軍事境界線を越えた。同時に、朝鮮半島東岸を北朝鮮から韓国に向けて南下する東海線の列車も国境を越えた。北に向かう列車には韓国人100人が、南に向かう列車には北朝鮮人50人が乗車した。
この出来事は、韓国と北朝鮮の関係改善への動きを象徴するものとして、受け止められている。韓国は定期運行を求めたが、北朝鮮がこれを拒否。今回限りの試運転となった。
鉄道の再開は、法的には現在も戦争状態にある南北間で、唯一行なわれた2000年の南北首脳会談の際に合意された。
韓国と北朝鮮の国境となる軍事境界線は、半世紀にわたり朝鮮半島を分断してきた幅4キロの非武装地帯の中央に位置する。非武装地帯の両側は有刺鉄線、地雷原、対戦車障害物などで厳重に防備されている。
韓国の費用負担で北朝鮮国内の線路を再敷設し、西岸の京義線沿いの地雷を撤去するなど、数年かけて準備をしてきた。
線路沿いに南北朝鮮の国境を越える道路は、既に2005年に開通している。
写真は同日、非武装地帯東岸の高城(Goseong)を通過する北朝鮮の列車。(c)AFP/AHN YOUNG-JOON
朝鮮半島西部を北朝鮮に向かっていた京義線の試運転列車は、現地時間12時17分に軍事境界線を越えた。同時に、朝鮮半島東岸を北朝鮮から韓国に向けて南下する東海線の列車も国境を越えた。北に向かう列車には韓国人100人が、南に向かう列車には北朝鮮人50人が乗車した。
この出来事は、韓国と北朝鮮の関係改善への動きを象徴するものとして、受け止められている。韓国は定期運行を求めたが、北朝鮮がこれを拒否。今回限りの試運転となった。
鉄道の再開は、法的には現在も戦争状態にある南北間で、唯一行なわれた2000年の南北首脳会談の際に合意された。
韓国と北朝鮮の国境となる軍事境界線は、半世紀にわたり朝鮮半島を分断してきた幅4キロの非武装地帯の中央に位置する。非武装地帯の両側は有刺鉄線、地雷原、対戦車障害物などで厳重に防備されている。
韓国の費用負担で北朝鮮国内の線路を再敷設し、西岸の京義線沿いの地雷を撤去するなど、数年かけて準備をしてきた。
線路沿いに南北朝鮮の国境を越える道路は、既に2005年に開通している。
写真は同日、非武装地帯東岸の高城(Goseong)を通過する北朝鮮の列車。(c)AFP/AHN YOUNG-JOON