【ナント/フランス 30日 AFP】サッカー、フランス・リーグ1。28日のレンヌ(Stade Rennais FC)戦に0-2と完敗を喫した後、一部のサポーターから暴力行為を受けたナント(FC Nantes)のGKファビアン・バルテズ(Fabien Barthez)が、チームには戻らないと発表した。

 バルテズは、「私はナントに戻るつもりはない。あそこにいることは私にとって安全ではないから去ることにしたんだ」とフランス国内のラジオで語った。さらに「あの出来事はスポーツの領域を超えたものだった。もしあのようなことが起こらなければ、私は引退を決意するまでナントにいただろう」と深く傷ついた胸の内を明かした。

 事件は、28日のレンヌ戦後、サポーターからの批難の対象となっていたバルテズが車で駐車場を出ようとしたところに5人のサポーターが声を掛け、彼を罵り、暴力を加えようとした。バルテズは彼らから逃れようとしたが、襲撃者の一人が彼を運転席から引きずり出そうとしたためにバルテズも反撃しなければならなくなった。

 バルテズは1月にチームに加入して14試合に出場。23ゴールを許しており、不安定な時を過ごしていて、練習を休む為に怪我をしたふりをしていると非難され続けていた。

 写真は、ピッチに登場するバルテズ(左)(2007年2月28日撮影)。(c)AFP/FRANK PERRY