【アスンシオン/パラグアイ 21日 AFP】世界基督教統一神霊協会(統一教会)の現地責任者で土地管理会社社長、太田洪量さん(62)が20日、誘拐事件発生から19日ぶりに解放された。警察の発表によると支払われた身代金は14万ドル(約1700万円)。

 太田さんと、同時に誘拐された警察官のRafael Ramos Balmoriさんと恋人で教師のNancy Gimenezさんらは、同日0600GMT過ぎ、ブラジルとアルゼンチンとの国境に近いプレシデンテ・フランコ市(Presidente Franco)で解放された。3人の健康状態は良好とのこと。

 現在、同誘拐事件で身柄を拘束されている容疑者は25人で、13件の捜査が行われており、担当検事は「容疑者は厳しく追及されている」と述べた。

 一方、アルトパラナ(Alto Parana)県警察署長は、誘拐犯らが国境を越えてブラジルに逃亡している可能性を認めた。

 写真は20日、アスンシオン市の日本大使館で取材に答える大使館職員。(c)AFP/NORBERTO DUARTE