【ブバネーシュワル/インド 12日 AFP】インドは11日、核弾頭の搭載が可能な中距離弾道ミサイル「アグニ3(Agni 3)」の発射実験を行ったと、インド国防筋が発表した。このミサイルの射程距離内には、北京や上海など中国の主要都市も含まれる。

 「アグニ3」は、インド東部オリッサ(Orissa)州の州都ブバネーシュワル(Bhubaneswar)北東沖180キロのホイラー(Wheeler Island)から発射されたという。

 「アグニ3」の発射実験は今回で2度目となる。ミサイルは直径は1.8メートル、固体燃料2段式で、通常弾頭のみならず核弾頭を搭載できる。射程距離は4000キロ。

 2006年7月に実施された1度目の実験では、目標に到達できず、海面に落下し実験は失敗に終わった。

 写真は2004年1月26日、ニューデリーで行われた「共和国記念日」のパレードで披露された中距離弾道ミサイル「アグニ2(Agni 2)」。(c)AFP/RAVEENDRAN/FILES